何が起こった?
2021年6月11日。何の変哲もない、むしろ平和な金曜の夜、事件は起こった。テレワークも終盤の22:40、インターホンのベルが鳴った。
やれやれ。
警察?!
県警のお巡りさん登場。
どうやら、マンションの管理棟から音声アナウンスが流れ続けていて自室が原因とのこと。近所迷惑なので止めて欲しいと。
えーと、どういうことだ?
止めようにも、管理棟の部屋には鍵がかかっていて入れない旨伝える、こちらから管理会社に連絡するということになった。
職務質問?
そこでお巡りさんからいわゆる職務質問をされ、いささか面食らった。何しろ困っているのはこちらなのだ。
氏名、生年月日、職業、会社名、どんな会社(!)まで。犯罪者扱いなのか。
やれやれ。
電話地獄
そこから先は、2時間ほどの攻防。
- セキュリティ関連の緊急対応の会社
- 警備会社(柔道家がTVCMやっているような大手)
- マンション管理会社の夜間受付
- マンション管理会社
- お巡りさん
最低でも5人と電話で話した。同じことを延々と繰り返し話しているうちに、流石におかしくなってきた。おかしいというのは、笑いたくなってきたということ。
やれやれ。
復旧
警備会社の対応で、2時間弱で警報は停止。0時前。
警備会社とは直接も電話でも話をしていない。
0時過ぎにセキュリティ関連の緊急対応窓口から、対応完了との電話連絡あり。事前に了承した費用3300円は月曜日に請求するとのこと。
マンション管理会社の担当者
彼が来たのは、予定から20分遅れの0時半ごろ。
コロナ禍でマスク必須のためメガネが曇っている。入社2、3年目というところだろう若手が深夜対応。ご苦労さま。
結局、何が起こった?
以下は推測。
- いくつかあるブレーカーのうちの一つが落ちる
- ガスの警報器の電源が切れる
- 切れていない主電源に接続されているだろうインターホンが異常を検出
- 室内のみならず、マンション管理棟まで通知
- 室内の警報は自分で止めることは可能だが、管理棟で何が起こっているのかは把握できず
※ちなみに室内の警報はボタン一つで止まった。これが20:30前だったような。つまり3時間ほど近所迷惑だったという顛末
問題点
- ガスの警報器の電源がインターホンの電源と同じではないこと(インターホンの電源が切れていないことから推測すると、こちらは主電源、いわゆるメインのブレーカーだけで電源遮断する感じではないか)
- 管理棟の管理室に入るには鍵が必要で、鍵は当然ながら管理会社だけが持っている
- 警報は無人の管理棟ではなく管理会社に直接接続すればこのような問題にはならないはず。あるいは管理会社から管理棟へリモートアクセスできる仕組みを作っておくと良い。こんなことはここ10年くらいの通信技術の発達から考えると容易に実現可能。
賃貸マンションも、中途半端なセキュリティシステムを構築されると、警察沙汰になるという教訓を得た。
やれやれ。